象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことばを受けて

終戦の日を迎えて

71年前の今日、日本は新たな時代を迎えました。本日8月15日は、日本全国各地で戦没者を偲び、平和を祈念する行事が行われました。

私自身も今日は地域の「戦没者慰霊祭」を奉仕致しました。この国の未来のために自身の命を捧げた人々が多くいらしたことを、いつまでも忘れないようにしたいものです。

本日、日本武道館で挙行された全国戦没者追悼式において、天皇陛下が戦没者に対する追悼の意と、過去に対する「深い反省」と「世界の平和」への願いを込めたお言葉を述べられました。

皆様ご存知のとおり、一週間前の8月8日に国民に対して、天皇陛下よりお言葉を頂戴しました。

参考 象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば 宮内庁HPより

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「生前退位」という名称について

我々は日々、テレビや新聞、ネット等と様々なメディアの情報に接しています。それらの言語、すなわち「言葉」によって情報を得る訳であります。しかし、同じことを伝えるにしても様々な言葉の使い方の選択があります。

「生前退位」とは、ご存命中にその位から退くという意味ですが、何か違和感を覚える言い方です。本来ならば「譲位」といって、かつては天皇が皇太子にその位を譲って「上皇」あるいは仏教徒として出家して「法皇」となることがあった訳です。しかし、明治以降は天皇の崩御による代替わり、「皇位継承」が行われてきました。皇室典範にも「天皇が崩じたときは、皇嗣(こうし)(皇位継承の第1順位者)が、直ちに即位する」として、天皇の御意思による譲位は想定していません。

最後に生前での譲位が行われたのは江戸時代後期、第119代の光格(こうかく)天皇の時でした。125代続く天皇家ですがこのように譲位による皇位継承が半数を占めるようです。よって「生前退位」ではなく「譲位」というべきなのです。

生前退位」とは不敬にあたる表現と思われます。マスコミや報道界の方々は、何を思ってこのような表現を使用されるのか分かりませんが、新聞社によっては過激な表現をするところがあります。

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8月8日 琉球新報の号外記事

「陛下」という敬称を用いないのには驚きを禁じ得ません。同じ日本国内でもメディアの言葉使いに、随分と違いがあるように思えます。特に沖縄の抱える米軍の基地問題は、日本本土に住む国民との問題意識の相違を生み、日に日に深まっているように思います。

昭和天皇が生前、沖縄のことがとても気がかりであったようで、1980年代末より、首里城の復元工事が行われることになったのは昭和天皇の御遺言によるものではないかと云われているようです。

日本民俗学をの創始者である柳田國男先生も、沖縄に関する研究を民俗学が今後取り組む最重要課題であるとの考えを示し、道半ばにして昭和37年に永眠されました。どうやら沖縄が戦後の日本にとって最も重要な場所になっているようです。

象徴天皇制について

象徴天皇制(しょうちょうてんのうせい)とは、日本国憲法で規定された、天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする制度を指していう。

Wikipedia−象徴天皇制

戦後、昭和天皇は「人間宣言」によって、ご自身が現人神であることを否定されたと考えられています。

朕ト爾等国民トノ間ノ紐帯ハ、終始相互ノ信頼ト敬愛トニ依リテ結バレ、単ナル神話ト伝説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。天皇ヲ以テ現御神トシ、且日本国民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、延テ世界ヲ支配スベキ運命ヲ有ストノ架空ナル観念ニ基クモノニモ非ズ

— 新日本建設に関する詔書より抜粋

これはGHQ主導による詔書でした。これは、連合国が日本が戦争を起こした原因を、神である天皇のもとに結束した国民が、神より選ばれた民族という意識によって他国を侵略したことによるとの考えられたためです。しかし、西洋人にとっての神とは「GOD」すなわち、全知全能で、唯一絶対の超越的存在ということです。当然天皇陛下は西洋の考える神「GOD」ではありません。随分と考え違いをされたものです。

よって、歴代天皇の神格についてや、日本国民が日本神話に登場する神様の子孫であることに変わりありません。そうでなければ神社の存在は否定され、現在残ってないはずです。日本神話の神、歴代天皇、近代あたりまで生きていた偉人、戦争で命を落とした英霊などを祭っているのが神社です。

かつて森喜朗元内閣総理大臣(現在、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長)が総理在職中に「日本は天皇を中心とする神々の国」と発言し大問題にされてしまったことがありました。

このように、日本人の神観念が錯綜してしまって久しいわけです。日本人にとって「神とは何か」をもう一度確かめてみてはどうかと思います。

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